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ベトナム進出で失敗しないレンタル工場選びのポイントと8つのステップをご紹介

執筆者の写真: k.nuisachk.nuisach

更新日:2024年12月14日


ベトナム進出を検討する企業にとって、レンタル工場の選定は重要なステップです。適切な工場を選ぶことで、スムーズな事業立ち上げや長期的な成長につながります。


本記事では、レンタル工場選びの基本から決定までのステップ、注意すべきポイントまで、成功に向けた具体的なアドバイスを詳しく解説します。これからベトナム進出を目指す方必見の内容です。


【目次】

    

    


ベトナムレンタル工場を決めるステップ


ベトナムで工場を運営する際、自社工場を建設する場合でもレンタル工場を利用する場合でも、その基本的なプロセスは以下の通りです。


ステップ1. 長期的な目標の明確化

まず、5~10年という長期的な視点で、ベトナムでどのような事業を展開したいのかを明確にします。事業の目標や計画を策定することが出発点です。


ステップ2. 必要な工場の条件を定義

ベトナムで、その目標を実現するために、どのような工場が必要かを具体化します。例えば、以下のような条件を考慮します。


  • 面積

  • 設備

  • 階層構造

  • 搬入口や動線


ステップ3. 地域の選定(ベトナム北部・中部・南部)

ベトナム国内で工場を設置する地域を選びます。地域ごとの特徴やメリットを考慮し、北部・中部・南部のいずれが適しているかを判断します。


ステップ4. 工場タイプの選択

工場の選択肢を検討します。以下の中から最適なタイプを選びます。


  • 自社工場

  • レンタル工場

  • 間借り


ステップ5. 立地条件の検討

工場設置予定地の周辺環境について、以下の観点から検討を行います。


  • アクセスの利便性

  • 人材確保の容易さ

  • 地域のインフラや生活環境

  • 優遇税制や地域特有の支援策


ステップ6. 候補地の比較リスト作成

複数の候補地を比較するためのリストを作成します。


ステップ7. 最終候補の比較・精査

候補を絞り込み、詳細な条件を比較検討します。必要であれば現地視察を行い、最終決定のための判断材料を揃えます。


ステップ8. 最終決定

すべての検討が終わったら、最適な候補地を選定し、契約や手続きを進めます。

次章では、各ステップについて詳しく解説していきます。



ステップ1. 長期的な目標の明確化|長期的な視点で何をやりたいのか?


事業計画の策定は、ベトナム進出における最初の重要なステップであり、進出の根幹を成す部分です。この計画は、進出時の初期投資額、進出後の追加投資の判断基準、さらには事業がうまくいかなかった場合の撤退条件の基準となります。つまり、資金面の影響だけでなく、人材や時間といったリソースをどの程度投入するのかを明確にし、進出への本気度を決定づける重要な要素となります。


ベトナム市場における可能性を見据えて進出を検討する場合、国内企業のみを競合とする日本市場とは異なり、国境を越えれば競合は他国企業にも広がります。加えて、現在多くの国々がベトナム市場の成長性に着目し、次々と進出を進めています。そのため、確かにチャンスは大きいものの、競争も激化している状況です。このような環境下で成功を収めるためには、自社の事業目標や計画を堅固に定め、企業としての根幹をしっかりと構築する必要があります。


ベトナム進出・事業計画例


計画期間

本社およびベトナム事業における今後の5年間を見据えた計画


進出の背景

  • 日本市場の行き詰まり

  • 人手不足

  • 業界内でのポジション変更が困難

  • 業界関連の法規制の厳しさ

  • 将来的な市場縮小の見通し

  • 調達先の変更や社内改革の困難さ


進出の理由

縮小する日本経済において、人材確保の難しさや市場の縮小といった根本的な課題に対応するため、多くの企業が海外展開を選択しています。その中でも、比較的取り組みやすい市場としてベトナムへの進出を決断するケースが増えています。


事業計画の具体例


1~2年目

  • 親会社からの発注を主軸に、会社としての基盤を構築

  • 製品品質を日本本社と同等レベルまで向上

  • リーダーとなる人材の育成


3~4年目

  • 材料調達を輸入からベトナム国内調達にシフトし、原価低減を推進

  • ベトナム国内での販売実績を積み上げる

  • 本社からの受注比率を全体の3割まで引き上げる


イメージ例


ポイント

売上計画だけでなく、組織や人材育成の観点を含めた包括的な計画を策定することが重要です。

このような事業計画を立てる際、例えばレンタル工場にはどのような条件が求められるでしょうか。


さらに、レンタル工場の契約期間が5年の場合、次の5年を見据えて以下の選択肢を検討する必要があります。(レンタルの継続・中古物件の購入・新工場の建設など)



ステップ2. 必要な工場の条件を定義|計画を実現させるために、どのような工場が必要か


工場のイメージ

多くの企業がベトナムに工場を建設・レンタルする際、真っ先にイメージするのは本社工場の姿です。特に海外初進出の場合、そのイメージが本社工場そのままになりがちです。しかし、本当に本社工場と同じ仕様の工場が、ベトナムでの事業に適しているかを慎重に検討する必要があります。


例えば、本社工場の問題点や改善が必要な部分をリスト化することで、具体的な課題を把握することができます。また、ベトナム特有の法規制や商習慣、現地の労働環境を考慮し、ベトナムの環境に合わせた工場選びが重要です。


具体的な例

例えば、本社が3階建ての工場を持ち、それを基準にベトナムでも同様の3階建てレンタル工場を探している場合を考えます。しかし、この選択が適切であるかどうかは、以下の観点で見直す必要があります。


  1. 生産計画との整合性

    • ベトナム進出後3年以内に、生産計画に基づいて全てのスペースを有効活用できますか?

    • 過剰なスペースがコスト負担になっていませんか?


  2. 管理体制の適合性

    • 階をまたいだ運用において、本社ではどのような管理者を配置していますか?

    • ベトナムではその体制をどのように構築し、運用する予定ですか?


  3. 効率性の検討

    • 材料や製品、従業員の動線を考慮すると、3階建てよりも平屋の方が管理や運搬が楽になる可能性はありませんか?


まずは、ベトナムでの事業計画を実現するために、必要とされる工場の条件を詳細にリストアップし、具体的なイメージを明確化することが大切です。


ステップ3.地域の選択(北部、中部、南部)


日本が北海道から沖縄まで地域ごとに気候や地域性が異なるように、ベトナムも北部、中部、南部と地域ごとに特徴があります。これらの違いを理解し、進出する事業に適した地域を選ぶことが重要です。


気候の特徴

  • 北部(ハノイ) 北部には四季があり、冬は肌寒く、夏は蒸し暑い気候が特徴です。冬季には最低気温が10度前後まで下がることもあります。


  • 中部(ダナン) 中部は北部と南部の中間的な気候で、比較的穏やかですが、台風の影響を最も受けやすい地域です。雨季には豪雨が続くこともあるため、工場や物流に影響を及ぼす可能性があります。


  • 南部(ホーチミン) 南部は年間を通して気温が高く、平均30度を超える日が続きます。雨季と乾季に分かれており、雨季にはスコールが頻発しますが、台風の影響はほとんどありません。気温が安定しているため、年中Tシャツや短パンで過ごせる環境です。






地域別の年間平均(参考データ)

地域

平均最高気温

平均最低気温

平均降水量

北部(ハノイ)

28°C

18°C

約1,800mm

中部(ダナン)

30°C

22°C

約2,500mm

南部(ホーチミン)

33°C

24°C

約1,900mm


ステップ4. 工場形態の選択|レンタル工場の選択肢と工場情報


ベトナム進出時の選択肢

ベトナムでの事業展開を検討する際には、以下のような選択肢があります。


  1. 自社工場の建設

  2. レンタル工場の利用

  3. 業務提携やシェアリング工場の活用


その中でも、多くの企業が最初のステップとして レンタル工場 を選ぶ理由があります。


レンタル工場を選ぶ理由

  1. コストの削減

    自社工場を建設するよりも初期投資を抑えられるため、進出時の資金負担を軽減できます。


  2. 土地面積の制約

    自社工場を建てる場合、1ヘクタール以上の広大な土地が必要になるケースが多く、これが過剰な投資となる可能性があります。


  3. リスク回避

    海外市場での初期進出に伴うリスク(経済の変動、法規制の変更、需要の不確実性など)を軽減する手段として、まずレンタル工場を利用する企業が増えています。


レンタル工場に関する参考資料・データは、以下の情報が便利です。

レンタル工場の参考情報

1.ベトナム北部・中部工業団地・レンタル工場データ集:JETRO

最終更新:2021年3月

ベトナム北部・中部工業団地・レンタル工場データ集

2.ベトナム・ホーチミン市近郊工業団地・レンタル工場データ集:JETRO

最終更新:2023年8月

ホーチミン市近郊工業団地データ集

3.ビジネス誌:Investment Asia

工業団地やレンタル工場の詳細情報を網羅したビジネス誌

Investment Asia 第18号

ステップ5. 立地条件の検討|進出地の選定条件

進出地を選定する際は、事業計画や物流戦略に基づき、以下の5つの条件を総合的に考慮することが重要です。


条件1. アクセス(一般・出荷・材料調達など)

進出先を選ぶ際には、以下の条件を基に慎重に検討することが重要です。


  1. 一般アクセス

    工場周辺の道路環境が整備されており、輸送がスムーズに行えるかを確認します。


  2. 出荷方法に応じたアクセス

    • 船での出荷がメインの場合

      港までのアクセスが良好で、港への道路が十分に整備されている地域が最適です。


    • 飛行機での出荷がメインの場合

      空港までのアクセスが良く、空港への道路インフラが整備されている地域を選びます。


    • 国内販売がメインの場合

      主要道路や高速道路へのアクセスの良さもポイントとなります。


  3. 材料調達のしやすさ

    ベトナム国内調達を重視する場合

    工場周辺の道路環境や港、空港の位置を考慮します。特に中部地域への進出を検討する場合は、以下を確認してください。


    • 主要材料や副資材の調達が現地で可能か。

    • 調達が難しい場合、どの地域からの輸送を想定するのか。

    • 必要な外注業者が近隣に存在するか。


条件2. 従業員の住環境などの場所


進出先の選定において、工場の立地が従業員や管理者の採用、住居環境、アクセス面に与える影響を十分に考慮することが重要です。以下のポイントを参考に、適切な場所を選びましょう。


  1. マネージャーやリーダー層の人材確保

    あまりにも田舎の地域を選ぶと、組織の中核を担うマネージャーやリーダー層の人材を確保することが困難になる可能性があります。


    対策として、ハノイやホーチミンなど都市部でマネージャー層の人材を採用し、工場まで社用車や送迎バスで通勤できる体制を整えることが一つの解決策となります。


  2. 日本人管理者の住居環境

    また、日本人管理者が住む環境についても考慮する必要があります。工場の周辺に住むことを想定すると、田舎すぎる地域では住居の安全性や通勤時の負担が問題になる場合があります。


    例えば、住居の選択肢が限られ、安全性が低い環境では駐在員の生活ストレスが増大します。このため、日本人管理者が快適かつ安全に生活できる場所を選ぶことが重要です。


  3. 本社からの出張者が訪問しやすいか


    本社からの出張者が訪問しやすいかどうかも進出地選定の大切な要素です。工場が国際空港から車で2時間以内に位置していると、出張者やお客様が訪問しやすくなります。


    このような条件は、出張時の負担を軽減し、工場見学や会議の実施がスムーズになるため、長期的には企業にとって大きなメリットをもたらします。一方で、都市部から離れた地域を選ぶことで、賃料のコスト削減や賃金競争、物価上昇の影響を避けられるというメリットもあります。


    その場合は「何を優先するのか」を明確にすることが重要です。例えば、多少時間をかけても、ベトナムでしっかりと事業基盤を構築し、企業を成長させることを目指すといった優先順位を設定する必要があります。


条件3. 地域の環境について


進出する場所やその近郊にどのような企業が既に進出しているかを確認することは、進出地選定において重要なポイントです。


特に、大企業が大規模な工場を建設している地域では、その影響がさまざまな形で現れる可能性があります。例えば、大企業が設定する福利厚生やワーカーへの最低賃金が、その地域の新たな基準になることがあります。


このような地域では、大企業が成功すると数年以内に工場の増設や拡大が行われ、求人需要がさらに高まることが予想されます。その結果、周辺企業における人材競争が激化し、自社で育てたスタッフが転職してしまうリスクも考えられます。大企業の資金力や福利厚生の充実度と競争するのが難しい場合は、そのような地域への進出を控える判断も選択肢の一つです。


条件4. 優遇税制について

ベトナムでは、事業内容や地域に応じて「2免4減」や「4免9減」などの優遇税制が設けられています。これらは進出地選定における魅力の一つであり、特に親会社との取引をメインとする利益化につなげやすい企業にとっては重要な検討要素となります。


しかし、優遇税制はあくまで補足的な要素として捉えるべきです。利益化までの道のりには、さまざまな課題や障害が存在します。そのため、優遇税制だけを進出地選定の決定的な基準にするのではなく、利益化までの課題をクリアするための一助として位置づけることが重要です。

優遇税制の参考資料

1.JETRO資料 - 優遇税制について 詳細はこちら

2.JETRO資料 - 外資に関する奨励策 詳細はこちら

条件5. 地域別の最低賃金について

ベトナムでは、地域ごとに最低賃金が設定されています。ただし、多くの外資系企業がこの最低賃金を基準に従業員の給与を決定しているわけではありません。そのため、特に労働集約型の企業でない場合、最低賃金の影響度は比較的低いと考えられます。


また、ベトナムの最低賃金は年率4~5%のペースで上昇しており、この点も最低賃金を進出地選定の主要な基準としない理由の一つです。最低賃金は進出地選定時の補足的な要素として参考に留め、事業計画全体や長期的な視点に基づいた選定が重要です。


以上の5つの条件を考慮し、立地条件を検討することをおすすめします。


ステップ6〜8. 候補地の比較|比較リストの作成と最終決定

求める工場の条件を基準に、現地視察を実施した上で比較リストを作成することをお勧めします。単にレンタル工場の担当者の印象や建物の新旧といった表面的な要素にとらわれず、企業が本当に求めている条件を満たしているかを客観的に評価することが重要です。


まずは、5~6か所のレンタル工場を比較する一覧表を作成し、候補を絞り込みます。最終的には2つに絞り込み、詳細条件を比較するリストを作成した上で決定すると良いでしょう。


比較リスト例


比較リスト作成の流れ

  1. 候補先の洗い出し

    比較表を作成し、5~6か所のレンタル工場をリストアップします。


  2. 詳細な比較表の作成 

    条件をさらに詳細に比較し、候補を2~3か所に絞り込みます。


  3. 最終候補の確定

    最終的な候補を確定させます。


  4. 現地確認と最終決定 

    決裁権を持つ人物と共に現地を確認し、本社に報告した上で取締役会などを経て最終決定を行います。


    このようなプロセスを経て、候補を絞り込み、条件を満たす工場を選定することができます。


 以上、ステップ1〜8をもとに、ベトナム工場を最終決定します。




工場決定の際のワンポイントアドバイス

進出先の工場を決定する際、長期的な視点を持ち、効率的かつ慎重にプロセスを進めることが重要です。


Point 1. 候補先のリストアップを行うために2~3週間ベトナムに滞在する

レンタル工場の比較や現地調査を行うためには、短期出張ではなく2~3週間程度の現地滞在をお勧めします。


理由

  1. 現地生活の理解

    2~3日の短期出張では見えないベトナムの日常を体感できます。言語の壁、渋滞、日々の食生活、文化の違い、ベトナム人の気質など、長期滞在でしか分からない側面を把握できます。


  2. 適切な候補地の視察

    1日に視察できる工場は2~3か所が限界です。材料調達先、外注先、支援機関などにも事前にアポイントを取り、日々まとめる形で視察を進めれば、2~3週間は妥当な期間です。


  3. 経営判断の質向上

    短期出張や限られた情報で決定するよりも、長期滞在により得られる情報を基に判断する方が良い結果につながります。


Point 2. 決裁者だけでなく、赴任予定者もプロジェクトに関与する

進出プロジェクトには、決裁権を持つ方だけでなく、実際に赴任する予定の方も検討段階から関与することが重要です。


理由

  1. 当事者意識の醸成

    赴任者がプロジェクトに最初から関与することで、決定事項を「他人事」と感じることを防ぎます。また、「現地が黒字化しないのは自分の責任ではない」という姿勢を避け、自身の責任として業務に取り組むことが期待できます。


  2. 経営判断の経験

    赴任者が初期段階から関与することで、現地での判断力や経営視点を養う機会となります。


Point 3. 「いかに早く生産体制を確立できるか」に囚われすぎない

進出時、多くの企業が早期の生産体制確立に注力します。確かに売上が上がらなければ運転資金を確保できず、借入金の返済が予定通り進まないといった問題が生じる可能性があります。しかし、早急に体制を整えたいという思いが強すぎると、長期的に見てそれほど重要ではない要素を工場選びの基準にしてしまうリスクがあります。


たとえば、採用サポートが受けられること、ITサポートを日本語で利用できること、日本食レストランが近くにあることなど、一見便利に見える条件に引っ張られがちです。


ベトナム進出は未知の領域であり、進出から2ヶ月で日本と同じレベルの製品を問題なく生産・出荷できる状況になることはまずありません。ベトナムのスタッフが完成品を知らない状態で製品づくりに取り組む必要がある上、管理者自身も初めて海外の人材と働き、さらに工場全体の管理を担うという未経験の状況に直面します。本社からエンジニアを数ヶ月派遣して指導を行ったとしても、短期間で日本と同等の生産体制を整えることは現実的ではありません。


だからこそ、まずは「なぜベトナムに進出するのか?」という根本的な部分に立ち返る必要があります。長期的な視点でどのように事業を展開していくか、そのためにレンタル工場をどのような基準で選ぶべきかを明確にすることが、短期的な生産体制の確立以上に重要です。


Point 4. 「ミニマム投資」の罠を避ける

レンタル工場を選ぶ際、ベトナム投資を最小限に抑えたいと考え、「ミニマム投資」で進める企業が見受けられます。しかし、一度投資を決定すれば、すぐに撤退するわけにはいかず、実際には数年にわたって時間と資金を投入することになります。また、多くの企業が進出を決断する背景には、“試しに海外進出してみる”という軽い理由ではなく、国内市場の限界や切迫した経営課題といった現実が存在しています。


そのため、本来の目的を見失い、「ミニマム投資」の罠に陥ると、根本的にずれた結果を招く可能性があります。たとえば、「こんな小さな工場で何をどれだけ生産するのか?」といった非現実的な状況を生み出してしまうことがあります。  


海外初進出の企業にとって、日本からベトナムへの投資は一見リスクと捉えられるかもしれません。しかし、日本国外で新たな活路を見出すためには、この「リスク」を課題として受け止め、解決に向けた努力を重ねることが重要です。


漠然とした不安として捉えるのではなく、具体的なリスク内容を明確化し、自社で対応可能な部分を探り、自社対応が難しい部分は外部サポートを利用し1つずつ解決していく姿勢が求められます。


ベトナム進出の成功に向けた重要なポイント


最後に、ベトナム進出を成功させるための重要なポイントをご紹介します。


  1. 進出には勢いも必要

    慎重に検討を重ねることは大切ですが、石橋を叩きすぎて機を逃してしまうことのないよう、適度な決断力と行動力を持つことが重要です。


  2. 基本をしっかり押さえる

    進出を成功させるには、基本的な部分を徹底的に押さえることが不可欠です。特に「なぜベトナムに進出するのか?」というコアな部分については、社内で十分に議論し、深掘りすることが重要です。この問いへの明確な答えが、長期的な成功を支える軸となります。


  3. 調査と工夫が成功の鍵

    進出前の調査や気づきの中には、今後のベトナム展開やその成功に大きく影響する要素が隠れています。ちょっとした工夫が大きな成果を生む可能性もあるため、細部に目を向けた準備を行いましょう。


ベトニャット・カンパニーのサポートについて


ベトニャットでは、基本から専門的なサポートまで幅広く対応しています。


  • 事業計画のチェック

    計画に対して建設的な意見を提供し、抜け漏れを防ぎます。


  • 第三者意見の提供

    客観的な視点を交えたアドバイスで、より良い意思決定を支援します。


  • 迷いの解消

    検討が必要な部分を一緒に整理し、進むべき道を明確化します。


ベトニャットは進出支援だけでなく、進出後の現地サポートも提供しています。これまでに培った経営立て直しや組織づくりの経験を活かし、長期的な視点でのアドバイスや支援が可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。


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